
千歳烏山・世田谷エリアは、都心へ通勤する会社員の方から、近隣にお住まいのご家族まで幅広い層が暮らす街で、当院にも長時間のデスクワークで体を痛めた30〜40代の患者さんが毎日のように来院されます。
姿勢に関して、こんなお話をよくお聞きします。
「背筋をピンと伸ばして座るようにしているのに、肩がこる」 「姿勢を良くしようとすると逆に疲れる」 「良い姿勢をキープしようとしても15分も続かない」
実はこれ、「良い姿勢」だと思っている姿勢が、実は体に負担をかけているというケースが非常に多いのです。
この記事では、千歳烏山の整体院として日々の臨床で多くの患者さんを診てきた院長が、多くの人が誤解している「良い姿勢」の正体と、本当に体が楽になる座り方について、わかりやすく解説します。
多くの人が誤解している「良い姿勢」
まず、日本人の多くがイメージする「良い姿勢」は、学校で習った気をつけ姿勢に近いものです。
- 背筋をピンと伸ばす
- 胸を張る
- あごを引く
- お腹に力を入れる
なぜ負担になるのか?
気をつけ姿勢は、筋肉の力で無理に体を起こしている状態です。
- 背筋を伸ばす → 背中の筋肉が常に緊張
- 胸を張る → 肩が後ろに引っ張られて僧帽筋が疲労
- お腹に力を入れる → 呼吸が浅くなる
10分は持つかもしれません。しかし1時間、2時間と続けることは不可能です。結果的に、多くの方は「頑張って良い姿勢 → 疲れて一気に猫背に崩れる」の繰り返しになっています。
これらは一見正しそうに見えますが、長時間続けることを前提にすると、実は体に負担をかける姿勢なのです。
「良い姿勢」の誤解が生む悪循環
- 良い姿勢をキープしようとして筋肉が緊張する
- 疲れて猫背に崩れる
- 「また姿勢が悪くなった」と反省してまた頑張る
- 筋肉の疲労が蓄積する
- 肩こり・腰痛が悪化する
これが、千歳烏山・世田谷エリアの真面目なデスクワーカーの方にこそ起こっているパターンです。
本当に体が楽な「正しい姿勢」とは?

では、長時間続けても疲れない正しい姿勢とはどんなものでしょうか。キーワードは「力で作る姿勢」から「骨で支える姿勢」へです。
正しい座り姿勢のポイント
ポイント1:坐骨で座る
椅子の座面に坐骨(お尻の左右の骨)がしっかり当たる位置に座ります。太ももや尾骨で体重を支えるのではなく、坐骨という骨で体重を受けるのが基本です。
- 浅く腰掛けず、お尻を座面の奥まで
- お尻の下に手を入れて、硬い骨を感じる位置がベスト
ポイント2:骨盤を立てる
坐骨で座ると自然に骨盤が立ちます。骨盤が立つと、その上に背骨が自然なS字カーブで積み重なります。
- 骨盤が後ろに倒れる(猫背姿勢) → 背骨が丸まる
- 骨盤が立つ → 背骨が自然に伸びる
背筋を力で伸ばすのではなく、骨盤を立てて背骨を積み重ねるイメージです。
ポイント3:頭は骨盤の真上
骨盤が立てば、その真上に頭が乗るだけで安定します。「頭のてっぺんを天井から引っ張られる」イメージを持つと自然に整います。
ポイント4:肩と胸の力を抜く
胸を張る必要はありません。骨盤が立って背骨が整えば、肩の力は自然に抜けるはずです。
胸を張る=良い姿勢、という思い込みを一度リセットしてください。
ポイント5:足裏をしっかり床につける
足裏が床から浮いていると、体重が坐骨ではなく太もも裏にかかり、骨盤が安定しません。椅子の高さを調整して、足裏全体が床につく状態にしましょう。
骨盤を立てる感覚をつかむ方法
「骨盤を立てる」と言われても、最初は感覚がつかみにくいものです。以下の方法で試してみてください。
方法1:坐骨に手を入れる
- 椅子に座り、お尻の下に両手(手のひらを上向き)を入れる
- 左右に揺れて、左右の硬い骨(坐骨)を感じる
- その骨の真上に体を乗せる → これが骨盤が立った状態
方法2:骨盤を前後に揺らす
- 椅子に座り、骨盤を思いきり前に倒す(反り腰の姿勢)
- 次に思いきり後ろに倒す(猫背の姿勢)
- その中間で、一番楽に感じる位置で止める → これが骨盤が立った状態
方法3:タオルを活用する
骨盤を立てるのが難しい場合、椅子の奥に折りたたんだバスタオルを敷いて、お尻の後ろを少し持ち上げるとラクに骨盤が立ちます。
「正しい姿勢」でも長時間はNG

正しい姿勢を知ってもう一つ重要なのが、どんなに正しい姿勢でも長時間続けると体には負担だということです。人の体は動くようにできています。止まっている時間が長くなるほど、筋肉は硬くなり、血流が悪くなり、関節の可動域が狭くなります。
大切なのは「姿勢を変える頻度」
- 15〜30分に1回、姿勢を変える
- 1時間に1回は立ち上がって少し動く
- タイマーをかけて意識的に
「ずっと良い姿勢でいる」より、「こまめに動く」ほうが体には優しいのです。
デスクワーカーが意識したい3つの習慣
正しい姿勢の知識を実生活に落とし込むための、3つの習慣です。
習慣1:椅子の高さを合わせる
椅子が合っていないと、どんな姿勢も作れません。
- 足裏が床全体につく高さ
- 膝と股関節がほぼ90度
- 肘がデスクに置いたときにほぼ90度
習慣2:モニター位置を合わせる
- モニター上端が目線の高さ
- モニターとの距離は40〜70cm
- ノートPCはスタンドで高さを上げる
習慣3:「リセット」の習慣を作る
15〜30分ごとに
- 深呼吸を3回
- 肩をぐるっと回す
- 首を左右にゆっくり倒す
これだけで、姿勢のリセットになります。
セルフケアで改善しない姿勢は
長年の姿勢のクセは、意識しただけでは変わらないことも多くあります。
- 骨盤自体が後傾で固まっている
- 背骨の柔軟性が失われている
- 特定の筋肉だけが極端に硬い
このようなケースでは、整体での体の調整と併用するほうが効率的です。

当院では、姿勢の癖・体のゆがみを丁寧に診たうえで、根本的な姿勢改善を目指す施術と、一人ひとりに合わせたセルフケア指導を行っています。
千歳烏山店 院長より

千歳烏山の街で日々多くの患者さんと向き合う中で、「良い姿勢」を頑張ろうとして逆に体を痛めている方が本当に多いと感じます。
姿勢は「気合いで作るもの」ではなく、「体の構造に従って作るもの」です。坐骨で座り、骨盤を立て、背骨を積み重ねる——。この感覚がつかめれば、長時間座っても疲れにくい体に変わっていきます。
まずは今、椅子に座ったまま、お尻の下の硬い骨(坐骨)を探してみてください。それが「本当の良い姿勢」への第一歩です。
千歳烏山・世田谷エリアで姿勢・慢性的な不調にお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。



